WSOPメインで優勝したTamayoがFT中にソルバーを用いたアドバイスを受けて炎上!?

今年も大盛況のうちに幕を閉じたポーカー世界大会・WSOP 2024 Main Event。

今年はアメリカのJonathan Tamayoがメインイベントを制し、$10,000,000を獲得しました。

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しかしそんなTamayoが今、「FTでハンドの合間に第三者からソルバーを用いたアドバイスを受けていた」として炎上しているのです。

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FTでノートPCを広げ、配信とソルバーを元にアドバイスしていた人物が…

なぜこのような議論になっているかというと、ファイナルテーブルで実際にTamayoが、ノートPCを広げる人物に頻繁にアドバイスを貰っていたことが配信にも映っています。

そのノートPCでは、FTの配信とソルバー(ポーカーの解析ソフト)が用いられていたことがわかりました。

基本的にはポーカーは、オンライン・ライブに関わらず、ハンド中に自分のハンドについて解析ツールで調べたり、誰かにアドバイスを受けたりすることは禁止されています。

今回はハンドの合間のアドバイスではありますが、配信卓ではブレイク時以外、携帯電話の使用が禁止されていることもあり、大きく議論を呼んでいます。

有名プレイヤーたちがソルバーを用いたアドバイスに反対意見を示す

この話題には、多くの有名ポーカープレイヤーたちが反対意見を示しています。

話題となったKeatingの意見

Keatingはロサンゼルスやラスベガスでハイステークスのプライベートゲームを主にプレイするキャッシュゲームプレイヤーです。

そんなKeatingは、以下のように述べています。(日本語訳)

そのノートパソコンの中身が何であれ、私はコメントできないが、昨夜、12人の友人と一緒にファイナルテーブルをバックで見ていたが、そのノートパソコンの中身が何であれ、センスがいいとか、ゲームの精神に合っていると思った人は一人もいなかったということは共有しておこう。

みんな賞金を獲得したのは嬉しいが、トーナメントポーカーは私たちのためのものではないという考えを強くした。

鉄強プレイヤーFedor Holzも反対意見

GGPokerのアンバサダーであるFedor Holzも、この議論に対し反対意見を示しています。

WSOPメインイベントの優勝者が「コーチング」を受けることについて:
私は、プレーヤーがレールに行き、チャートやシミュレーションを見たり、それらに基づいてインプットを受けたりすることは、ゲームにとって良いことではないと思います。それはゲームの一部であってはならないと思う。

来年に向けてルールが変更されることを願っている。

明確なルールがなかったことが問題?

このように後から反対意見が多く出るならば、その時にリアルタイムで裁定を下した方がよかったのでは?と思う方もいると思います。

しかし、おそらく“ハンドの合間にアドバイスを受けてはいけない”という明確なルールが無かったのではないかと考えられます。

もちろんTamayoは素晴らしいプレイヤーで、ルールを破ったという事実はありません。

ソルバーの発達に、ライブポーカーのルールが網羅できていなかったことが、今回の問題の要因かもしれません。

Fedor Holzも言うように、来年はこの問題を受けてルールの変更・追加があれば、より多くの人が納得できるのではないでしょうか。

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